改訂された米国がん予防ガイドライン

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米国がん協会が、がん予防のためのガイドラインを5年ぶりに改定しました。こちら

国立がん研究センターの2010年「日本人のためのがん予防法」に上げられている「禁煙」がありません。「たばこを吸うことがないほとんどの米国人にとって、最も重要ながんの危険因子は体重、食事そして身体活動(運動)」であるとの趣旨で、タバコの吸う人が「がん予防」なんぞ考えるのはムダという姿勢でしょう。もとの英文記事がこちらにあります。既にがんになった人もこの予防法に準拠することが推奨されています。

個人レベルのがん予防に関する項目は、肥満防止、身体活動、食事、アルコール摂取制限の4つの柱で構成されています。肥満はあきらかながん危険因子ですから、糖質制限食は効果が見込めるかもしれません。

おもしろいのは運動量を確保するために「同僚にメールを使わないで歩いて直接話す」こともアイデアとして述べている点です。私もこんなブログなど書く暇があればもっと外に出た方が良いのかも。

  • テレビやゲームなど画面を使う娯楽の視聴を少なくする
  • テレビを見ている間、エアロバイクやルームランナーを使用する
  • エレベーターよりも階段を使用する
  • 目的地までは徒歩か自転車で向かう
  • 会社の同僚、家族あるいは友人と昼休みを使って運動をする
  • 仕事中に運動休憩を取り、ストレッチや速歩などを行う
  • 会社の同僚には電話や電子メールを使わず、直接訪ねて用を済ませる
  • 配偶者や友人とダンスに出かける
  • 休暇には、乗り物の移動だけの旅行に活動的な内容を含める
  • 歩数計を毎日装着し、1日の歩数を増やす
  • スポーツチームに参加する

また、耐糖能障害、2型糖尿病は膵臓がんの危険因子として知られていますが、このガイドラインでも触れられています。Pancreatic Cancerの項では、

Recent studies suggest that a very high level of circulating vitamin D (25-hydroxyvitamin D > 100 nmol/L) may be associated with a higher risk of pancreatic cancer.


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とあり、血中濃度(25-hydroxyvitamin D)で 100 nmol/L 以上は膵臓がんのリスクが高くなる。ビタミンDの過剰摂取は膵臓がんのリスクを高めるのです。
一方でビタミンDは膵臓がんの転移を予防する、その他の抗がん効果もあるわけですから、理想的には血中濃度を測定した方が良いのです。しかし、農漁業などの外の仕事であればビタミンDサプリメントは不要です。
一日中机に座っているとか、家事が主なら2000IUまでは摂ってもよいだろうと考えています。がん患者の場合はたいていはビタミンDが不足しています。しかし、骨転移により高カルシウム血症がある場合はビタミンDは禁忌です。

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