闘病者はなぜ書くのか?

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闘病記専門の古書店「パラメディカ」の店長、星野史雄さんが、自分の闘病記を書いています。『闘病記専門書店の店主が、がんになって考えたこと

最愛の同い年の妻を乳がんで亡くし、直後には娘とも思っていた愛犬まで失います。それを機会に闘病記を”せどり”し始めたのです。2800冊もの闘病記を集めて、多くを読んでいたはずの彼ですが、自分の大腸がんを告知されたときの記憶は一部しかないと言う。やはり頭の中が真っ白になっていたのでしょう。

柳田邦男の言葉を引用して、闘病者が書くことの意味を次のようにあげています。

  1. 苦悩の癒し
  2. 肉親や友人へのメッセージ
  3. 死の受容への道程としての自分史への旅
  4. 自分が生きたことの証の確認
  5. 同じ闘病者への助言と医療界への要望

私のこのブログは、上のどれにもしっくりとあてはまらないような気がします。あえていえば、3.の「死の受容への道程としての・・・」でしょうか。5.の「同じ闘病者への助言」と言えるほどのことを書いてあるわけではないし、自分として考えたこと、学んだことをただ淡々と書いているだけですから、後は読む人のそれぞれの受け止め方。参考にするもよし、無視するもよしです。私からは、

6. がんを通じて、生と死、生きることの意味を考える

を付け加えておきましょう。

『がんの闘病「初心者」は、2、3冊の闘病記を読めば、だいたいのことが分かる』と、星野さんは告知されて間もないがん患者には、闘病記を読むことを勧めています。

星野さんが、闘病記でもっとも影響を受けたのが立花隆の『がん 生と死の謎に挑む』と近藤誠の『患者よ、がんと闘うな (文春文庫)』だそうです。


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