お茶の抗がん作用

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抗がん作用

野菜や果物などの植物が持つ化学成分(ファイトケミカル)には、がんの予防や増殖抑制効果があることが研究の結果であきらかとなっています。
特に、緑茶のカテキン(エピガロカテキンガラート、EGCG)には高い抗がん作用があります。

国立健康・栄養研究所の『「健康食品」の安全性・有効性情報』には、

・カテキンを含む緑茶として飲用した条件では、食道がん、膀胱がん、膵がん、乳がん、子宮頸がん、胃がん、卵巣がんなどのリスクの低減に対して、有効性が示唆されている。
・大腸がんのリスクに対しては、効果がないことが示唆されている。

RCT
・直腸結腸腫切除後の患者125名 (試験群60名、平均62歳、日本) を対象とした無作為化比較試験において、緑茶抽出物1.5 g/日 (エピガロカテキンガレート 157.5 mg、(-)-エピカテキン 36.9 mg、(-)-エピガロカテキン 103.8 mg、(-)-エピカテキンガレート 33.3 mg、カフェイン 47.1 mg含有) を12ヶ月間摂取させたところ、結腸の腺腫再発率と再発腫瘍のサイズが抑制された (PMID:18990744)
・前立腺上皮内腫瘍を有する男性60名 (イタリア) を対象とした二重盲検無作為化試験において、緑茶カテキン (600 mg/日) およびプラセボを1年間摂取させたところ、前立腺がんの発症リスク、血中の前立腺特異抗原、国際前立腺症状スコアの有意な低下が認められた (PMID:16424063)
・健常人124名 (18~70歳、試験群52名、アメリカ) を対象とした無作為化二重盲検比較試験において、緑茶カプセル (詳細は不明) を12週間摂取させたところ、風邪やインフルエンザの症状の発現および罹患日数、症状発症日数が減少した (PMID:17914132)

と書かれています。また、

九州大学大学院農学研究院の立花宏文主幹教授らの研究グループは、がん細胞にcGMP産生を誘導する緑茶の主要成分EGCGと、cGMPを分解する酵素として知られるPDE3阻害剤を膵臓がん細胞に作用させたところ、がん幹細胞機能の指標であるスフェロイド形成能が抑制されました。また、膵臓がん移植マウスモデルにおいて腫瘍成長ならびに肝臓への転移が劇的に抑制されることを見出しました。

カテキンががん患者さんの栄養療法において評価されているのは、がんの発生や成長の抑制メカニズムに効果を発揮できるからです。

カテキンのがん抑制メカニズムは、

  1. 発がん(遺伝子の突然変異)の抑制
  2. がん成長促進の抑制
  3. がん細胞アポトーシス(自滅死)の促進
  4. がん転移抑制
  5. がん組織での血管新生抑制

などです。

国立がん研究センターの多目的コホート研究で、緑茶・コーヒーと死亡率の関係が明らかにされています。

緑茶を習慣的に摂取する群において、男女の全死亡リスクが低い

緑茶は、日本で広く飲まれています。これまでに循環器疾患やがんとの関連について研究が行われてきましたが、健康の指標となる全死亡や主要な死因との関連についてはあまりよく分かっていません。
そこで、多目的コホートの40~69歳の男女約9万人を研究開始(1990年または1993年)から2011年まで追跡した調査結果をもとに、緑茶の習慣的摂取と全死亡・主要死因死亡リスクとの関連を検討しました。

解析の結果、緑茶を1日1杯未満飲む群を基準として比較した場合、1日5杯以上の群の全死亡リスクは、男性の全死亡0.87、女性の全死亡で0.83と低く、摂取量が増すにつれてリスクが下がる負の相関がみられました。

深蒸し茶はより多くのカテキンを含む

緑茶に含まれるカテキンの割合は、

  • 煎茶:12%
  • 番茶:10%
  • 玉露:9%
  • ウーロン茶:7%
  • ほうじ茶:2%
  • 紅茶:2%

ですが、煎茶の中でも深蒸し茶は、20%程度と、より多くのカテキンを含んでいます。

お茶ミルで茶葉を100%摂る

急須でお茶を淹れたあと、豊富なカテキンを含む茶葉を捨てるのは勿体ないです。お茶ミルで粉末茶にして、有効成分を全て飲み干しましょう。

茶葉の細かな深蒸し茶は、お茶ミルで挽くのにも適しています。

いまなら定価の半額くらいに値下がりしています。

お茶ミルを使うと、茶葉の使用量も半減します。たくさん飲んでも100g入一袋が1ヶ月ほどあります。その分より上級のお茶を買うことができますね。お薦めのショップはこちらの「道上六三郎」シリーズの深蒸し茶です。


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香りも色も良く、飲み飽きない深蒸し茶です。わたしの定番商品ですね。

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