先進医療と補完代替医療のガイドブック

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標準治療と補完代替医療を組み合わせたのが「統合医療」と呼ばれています。

しかし、標準治療となることを目指している、重粒子線がん治療などの「先進医療」と補完代替医療との組み合わせにはどのような先進医療があるのか。最近の情報を知りたい方には、がん研有明病院漢方サポート科元部長の星野惠津夫先生の近著『がんに効く最強の統合医療』が参考になります。

カバーには、

がんで闘病中の皆様に申し上げたいことは、主治医の提案する治療法以外にも、有用な治療法はいろいろあるということです。
しかし、「がんが消える」と自称する本や治療法には、効果に乏しいものや、詐欺まがいのものも多数含まれています。
ですから、情報をしっかりと集めたうえで、正しいものを見極めて、治療法を組み立てる必要があります。
(「はじめに」より)

と書かれています。日本統合医療学会が「患者のための統合医療ガイドブック」という位置づけで出版したものです。

第6章「がんの最新治療法」には、日本におけるそれぞれの専門家が執筆し、

  • 血管内治療
  • ラジオ波焼却療法
  • KM-CART
  • 粒子線治療
  • ガンマナイフ
  • サイバーナイフ
  • ハイパーサーミア
  • 腹腔内投与療法
  • 免疫細胞療法

などの治療法が丁寧に紹介されています。

わが国のがん治療医のほとんどは、自分の知っている治療法しか示しません。実際には化学療法しか知らない「化学療法専門医」や、手術の片手間に化学療法を行う外科医が多いのです。


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自分の知っている抗がん剤の中に有効なものがなければ、「医学の限界」として、「もはや治療法はない」といってさじを投げ、患者さんを緩和ケアにゆだねます。しかし、それは「医学の限界」ではなく、その医師の「知識・技術・治療ネットワークの限界」です。実際には他に治療法のある場合が多いのです。

実際、私ががん研有明病院で診療したがん患者さんのなかには、担当医から「余命数ヶ月」と宣告されたにもかかわらず、本書に書かれたような統合医療により、長期間元気に人生を楽しんでいる方が少なくありません。

著者ががん治療において訴えたいことは、

標準治療にこれらの先進医療、漢方も含めて「治る治療」を患者に提供したいという思いです。

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