がん患者に多い血栓症対策


Pocket
LINEで送る

がん患者は血栓塞栓症になりやすい

がんになると全身の血液が固まりやすくなることが知られています。主に腺がんから分泌される粘性物質のムチンや、腫瘍細胞から分泌される組織因子、免疫システムの細胞から分泌されるサイトカインなど、さまざまな物質が血小板、血管内皮などに作用して凝固能亢進状態=血栓塞栓症が起こると考えられています。さらに、臥床や感染症、手術や薬剤も、がん患者における血栓症発症に関与していると考えられています。

エコノミークラス症候群ともいわれていますし、医療分野ではトルソー症候群として知られています。

凝固能が亢進しているがん患者さんでは、脳梗塞のほかに静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症)も起こしやすいことが知られています。抗がん剤によって発症する脳梗塞にも注意が必要です。高齢者では、動脈硬化が進んでいる状態に加えて、抗がん剤の影響で食事ができず、十分な栄養や水分を取ることができなくなったりすると、二次的に脳梗塞を発症しやすくなります。

がん患者の死因の第2位が血栓塞栓症による

がん患者における血栓塞栓症の発症頻度は約11%であり、がん患者の9%は血栓塞栓症で亡くなっており、悪性腫瘍と診断された患者では死因の第2位にあげられます。

がんの原発部位ごとの静脈血栓塞栓症の発症割合

がん患者には、対凝固療法としてワルファリンなどが投与されるが、この治療による出血率は、がん患者群で25.3%,非がん患者群で9.9%であり、がん患者では出血を合併する割合も高いくなっているので注意が必要である。

有効な対策

エコノミークラス症候群ともいわれているように、長い時間を同じ姿勢で座っていると発症しやすい。がん患者が長時間のデスクワークをする場合は、2時間おきにスクワットなどの軽い運動をするよう通い。

水分が不足すると血液が凝固しやすいので、少量の水分を頻繁に摂るようにするとよい。

 『がん情報サービス』の歩き方 
お茶の抗がん作用
https://dinosaurlongtail.com/2017/11/catechin.html
抗がん作用野菜や果物などの植物が持つ化学成分(ファイトケミカル)には、がんの予防や増殖抑制効果があることが研究の結果であきらかとなっています。特に、緑茶のカテキン(エピガロカテキンガラート、EGCG)には高い抗がん作用があります。国立健康・栄養研究所...

お薦めは、緑茶やコーヒーである。これらにはカテキンやポリフェノールが含まれているので、抗がん作用も期待でき、一石二鳥である。

京セラのお茶ミルで挽く深蒸し茶は、味も香りもよろしくて、茶葉の全てを吸収できる。また、茶葉も少量で良いので経済的である。

 

サイト内の関連記事

  • がん患者はともかくも「歩け、歩け」がん患者はともかくも「歩け、歩け」   運動しなさい。でも何をどれほどすれば・・・ がんは生活習慣などさまざまな要因が重なって発症すると言われますが、運動不足も要因の一つです。活性酸素が遺伝子 […]
  • 運動でがん細胞が消える運動でがん細胞が消える 適度な運動による健康維持効果には遺伝子の働きの変化が関わっていることが、信大大学院医学系研究科(松本市)の谷口俊一郎教授(61)と橋本繁成助教(42)らの研究で明らかになった […]
  • 食事でがんが治ることはありません食事でがんが治ることはありません 進行がんの患者さんの多くが普通の生活をおくれないのは、がんによる仕掛けとがん治療の副作用による二つの”壁”があるためです。この二つの壁を乗り越えて、T細胞が元気になる生活 […]
  • 筋肉トレーニングでがんの死亡率が31%減少筋肉トレーニングでがんの死亡率が31%減少 週に2回以上の筋肉トレーニング シドニー大学の研究グループの発表では、週に2回以上の筋力トレーニングを行っている方は、していない方に比べて、全ての死因における死亡リスクが2 […]
  • インターバル速歩でがんを治すインターバル速歩でがんを治す 先の投稿『運動でがん細胞が消える』において、がんに効果があるとして紹介した「インターバル速歩」の行い方です。 インターバル速歩とは、早歩きとゆっくり歩きを交互に数分 […]
  • 「早期からの緩和ケア」は絵に描いた餅「早期からの緩和ケア」は絵に描いた餅 このサイトにはメニューに「緩和ケア」を設けています。そして、 緩和ケアは、がんが進行してからだけではなく、がんと診断されたときから必要に応じて行われるものです。 と紹 […]

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です