光免疫療法 頭頸部がん以外でも期待できる


Pocket
LINEで送る

1月13日付の毎日新聞に興味深い記事が載っています。

がん光免疫療法 将来、がんの8~9割の治療が可能に/確実に効果が期待できる仕組み

国立癌研究センター東病院での光免疫療法の治験は、再発頭頸部がんで少人数から始まりますが、いずれは他のがんにも使えるようになるはずです。

記事の後半ですが、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)の土井俊彦副院長がインタビューにこう答えています。

頭頸部がん以外のがんについても、検討していきたい。現在使っている薬剤は、がん表面にあるEGFR(上皮成長因子受容体)に結びつく抗体を使っている。EGFRは頭頸部がんだけではなく、食道がん、大腸がん、胃がん、胆道がん、一部の膵臓がんなどの表面にもあり、内視鏡を使える部位であれば近赤外光も比較的容易に当てることができるので、それらのがんが対象になる可能性がある。日本は内視鏡や腹腔鏡の技術が優れており、患者の負担が小さい形での治療が広がっていってほしいと考えている。

光免疫療法で現在使われている薬剤RM1929は、楽天の三木谷会長のお父さんの名前にちなんで命名されています。三木谷氏のお父さん1929年生まれの三木谷良一さんで、そのR.Mと生年月日が付けられています。

これは、がん表面にあるEGFR(上皮成長因子受容体)に結びつく抗体であり、EGFRは頭頸部がんだけではなく、食道がん、大腸がん、胃がん、胆道がん、一部の膵臓がんなどの表面にもあり、内視鏡を使える部位であれば近赤外光も比較的容易に当てることができるので、それらのがんが対象になる可能性があります。

また、マウス実験ではあるが、メソテリンを発現している培養がん細胞(腫瘍)およびマウスのがん細胞(腫瘍)を特異的に攻撃することが示されています。メソテリンは、中皮腫、膵臓がん、卵巣がんなど悪性度の高いヒトのがんにおいて、がん細胞の表面に多く発現するタンパク質です。

三木谷さんのお父さんは膵臓がんで亡くなっており、先日は楽天球団の星野仙一元監督も膵臓がんでした。

光免疫療法によって、『がんの王様』といわれる難治がんの代表、膵臓がんの治療に使えるようになることを期待しています。

サイト内の関連記事


スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です